エクセルでの計算結果によって指定した値を表示したい場合、一般的にはIF関数を使います。
しかし、計算結果が多岐に渡りかつ表示したい値も計算結果によって様々な場合、IF関数で対応するには複雑になり過ぎます。
そんな時に使えるのがSWITCH関数やCHOOSE関数です。
SWITCH関数
結果が多岐にわたる場合ならSWITCH関数が効果的です。
引数は=SWITCH(式,値1,結果1,値2,結果2・・・)です。
引数の『式』の部分はセル指定でも可です。
要する『式』で求められた『値』に対応して表示する『結果』を指定して行くだけなんです。
IF関数でも同様のことが可能ですが、よりスマートで使い易い関数です。
『値』は数値でも文字列でも構いませんが、文字列の場合は『”』ダブルクォーテーションで囲って下さい。また、『結果』も文字列にする場合も同様です。
このSWITCH関数はOffice2019以降に搭載された関数ですので、全ての方が利用できる訳ではないので悪しからず。
CHOOSE関数
CHOOSE関数の引数は=CHOOSE(インデックス,値1,値2,・・・)です。
ただし、条件があり『インデックス』には計算結果やセル指定で持ってきた『数値』であることと、値は左から『インデックス』が『1』の場合なら『値1』、『2』の場合なら『値2』となります。
つまり表示する『値』は一番左が『インデックス』『1』の時に表示するもので、最大256個まで指定できます。
上の表の様な使い方は多分しないでしょうが(通常はTEXT関数)、一例として紹介しました。
インデックスの値によっては何も表示したくない場合は『,』カンマ区切りだけを入れます。例えば =CHOOSE(A1,”A”,”B”,”C”,,”E”) とすることで『A1』が『4』の時は何も表示しません。
SWITCH関数を使うかCHOOSE関数を使うかは、その場面によって使い分けて下さい。